お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

冷たいこの箱の中 ここはどこなの? 色も形もない 世界

華夏楼⑥

椿エンド~レナバッドエンド①

 

※ネタバレあり

 

 

 

うーん、個人的に椿ルートはバッドエンドの方が綺麗にオチがついたな、って思った

 

 

相も変わらず主人公が被害者ヅラしてるのはもう放っとくとして…

華夏楼で命を落とした女の子たちの幻影に心を蝕まれることにより犯してきた罪の清算を強いられ、最終的には自ら死を選ぶというのは、とても道理に適った終わり方だと思わん??

でもグッドエンド(と呼んでいいのかどうかわからんが)も、それはそれで物悲しいけど美しい結末ではあったわよ

主人公も椿ちゃんも、理由は違えど華夏楼こそが自分の居場所だと固執してきた二人が、悪夢から目が覚めたように華夏楼を捨て、愛する人こそが自分の本当の居場所なんだと気付けたというのも、なかなかうまいことできてるな~、なんて感心したよ

失ったものは大きいけど、僅かながら得たものを絶対に手放すまいと、暗闇の中でもがくように求め合う二人の姿は儚いほどに美しかった…

 

さて、お次のターゲットは西洋ガールのレナちゃんよ

この時代だと、外国人というのはどのくらい珍しいものなんだろう??

九条貿易もアメリカやヨーロッパ相手に仕事をしてたみたいだから、日本人以外の人種も、もうそこまでレアな存在ってわけでもなかったのかしら

レナちゃんくらいの美少女っていうと、また違った意味で希少価値なんだろうけどね

 

 

レナちゃんの過去は…考えていたより、ずっと壮絶だったな…

聖一氏の慰み者にされていたってのはわかってたけど、他の社員たちの相手もさせられていたとか、妊娠も流産も経験してるとか…

そんな辛い経験をしながらも、ここまで自分というものを見失わずに生きてこられたレナちゃんのこと、尊敬するわ

たとえ根底を支えてきたのが聖一氏への復讐心という後ろ暗いものだったとしても、たった一人で頑張ってきたんだからな…それは偉いことだと思うのよ

 

主人公とレナちゃんが惹かれ合った理由も、何となくだけどわかる

二人とも似たような心境だったんじゃないだろうか

「居場所」がない、頼れる人もいない、自分は世界(華夏楼という狭い世界)中から嫌われているという思い込み…

双方共に人前では強い人間であるかのように振る舞ってはいたけど、心の底に沈んでいる隠しきれない寂しさを、それこそ同胞としての嗅覚で感じ取っていたのではないだろうか

要はお互いに似た者同士、もっと言えば同族嫌悪ですらあったんじゃないかと思う

 

まあ、そんな理由で自分をレイプした相手を許せるのかどうかは知らんがな!!!

レナちゃんは主人公を殺してもいーよ、わたしが許すよ

 

 

静華さんの本心も、まだ全然見えてこないわね…

主人公を特別視しているのはよくわかったけど、レナちゃんのことも椿ちゃんのことも、可能なら手元に置いておきたいと思っているような節があるじゃんか

その理由がわからんのよ

そうかと思えば、彼女らが死んだとしても割とドライな対応をしたりするし…

できるなら生かしておきたいけど死んでも別に構わん、ってどういう状況だ??

霞ちゃんとの関係も謎のままやな

主人公とは違ったベクトルで霞ちゃんのことも大事にしてるようだけど、その理由はどう考えても唯一の家事担当だからじゃないよなぁ