お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

曇り夜空の中に 今ほらほら見えた

思春期④

~智恵理ルート・10話

 

※ネタバレあり

 

 

 

問:エッチな女の子は好きですか??

 

 

解:嫌いなわけがない!!!

 

特に、こういう智恵理ちゃんみたいにおっとりしてて真面目な女の子が、一皮剥けば(意味深)いやらしい妄想ばっかりしちゃってるというシチュエーションでしか得られない養分があるッ!

エッチなことって往々にしてタブー視されるきらいがあるけども、人間の本能という観点から見れば子孫繁栄に繋がる大事な行為でもあるわけじゃん

だからエッチに対して積極的というのは、ある意味ではとても人間らしい振る舞いというわけで、あるがままの姿を見せてくれているというところに惹かれるんだろうなぁ~

つまり、エッチを楽しむヒロインというのはいいものだ、ということさ

 

しかしまあ、智恵理ちゃんは発情しすぎだと思わなくもないが…

想像するに片想いの期間が長すぎたんだろう、うん

いろいろ内に秘めすぎてるんだろうな…おいたわしや…

 

 

そして、おいたわしさ大爆発な案件も別に抱えているわけで…

智恵理ちゃんのご両親がどうして亡くなったのかは、実は主人公にも知らされていない彼女なりのトップシークレットなわけだが、同じタイミングで…となると、まあ交通事故の類なんだろうなぁ

下手すると、智恵理ちゃんもその場にいた…という可能性もあるんじゃないかと一瞬思ったものの、それならさすがに主人公やすずめちゃんは何か知ってそうな気もするので、そこはまだ不明だわね

一人だけ生き残ってしまったことで、彼女は自分自身を責めているのだろうか…

 

自分を「残していく立場」に置き換えてみると、大切な人には自分がいなくなった後にでも幸せに生きていてほしいと思えそうなもんだけども、現実はそう簡単じゃあないんだろうな

ご両親の死からまだ三年しか経ってないというし…主人公は智恵理ちゃんが立ち直ってるものだと思い込んでたようだけど、三年って長いように聞こえて短い期間だよ…

どうしようもない別れというものは確実にあって、それならある程度は心の整理もつけられるわな

場合によっては準備期間(と表現するのもアレだが)もあるだろうしね

けれど智恵理ちゃんのように、明日も続くだろうと無意識に信じていた当たり前の日常が、思いがけない拍子に崩れ去ってしまったのだとしたら、持ち直すのに一体どれだけの時間が必要なのかは想像もできん…

 

何かを失って心にぽっかりと空いてしまった穴は、同じ形のものでしか埋められない…といっても、実は世界中のどこを探しても同じ形のものは二つとないということは、よくあることなのだ

智恵理ちゃんが失くしてしまった家族と同じ形にはなれないだろうけれど、神岐家という、新しく手に入れた家族の形が、彼女にとって前を向くための原動力になることを祈らずにはいられない