お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

どんなに細いけもの道でも大丈夫 僕は大丈夫、このまま明日を歩こう

秋のうららの④

ちまりエンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

寝落ちの嵐を乗り越え、ようやく共通ルートを終わらせることができた

さあ、いよいよ待ちに待ったヒロインたちとのイチャラブタイムの幕開けだ、日本の夜明けは近いぜよ、と喜び勇んでちまりちゃんの胸に飛び込んでいったのだが…

 

飛び込んだと思ったら、ハッピーエンドの文字を見ていた

 

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「かなり無理のある流れではあったが、エッチシーンが始まったのでわっふるわっふるしていたら、いつの間にかエンディングを迎えていた」

 

いや…マジでどういうことなん??

キンクリされた?? ねえ??

 

あまりの面白さにマウスをクリックする指が止まらず、寝食を忘れて夢中で読み進めていた結果、気が付いたら終わっていた…というならともかく、エッチシーンの後ちょっとした騒動が起こってデウスエクスマキナの力を借りて事態を収拾し、俺たちの戦いはこれからだ、と主人公が奮起したところで終了という、反応に困る内容だった

 

 

あんまりお年寄りを便利な道具として使うんじゃないよ

「最初は軽い調子で噂を広めていたけれど、どんどん大事になっていくのが怖くなってウメばーさんに泣きついた」ってのは、熊さんらしくてちょっと笑っちゃったけどね

それ以外は…ご都合主義も甚だしい、って感じで、結構がっかりさせられたなぁ~…

 

そもそも、主人公もちまりちゃんも両想いなのに、お互いに気持ちを伝えることもなく、酒に酔った勢いで身体を重ねて、最後まで「好き」の一言もなく終わるってどうなのよ

そりゃ二人の未来に十分明るい展望を持てるような描写だったし、卒業したら思う存分ラブラブ三昧な日々が待ち受けてるんだろうとは思うけど、はっきり言葉にした方がいいことはこの世の中にいくらでもあるんだな、これが

あれだけ家族だ何だと言っていた妹たちの霊圧が一瞬で消えたのも、謎を通り越して悲しい

妹たちに尺を割いている暇はなかった、ただそれだけの理由なんだろうけど、なおさらもやもやが残るわ

 

初エッチでいきなり中出しをキメるというのはエロゲー主人公あるあるだからいいとしても、責任を取る、と気軽に言ってくれちゃってるのも疑問しかない

クソがつくほどの貧乏人が、身重の嫁さんと生まれてくる赤ちゃんの将来に対して、どんな風に責任を取るつもりでいたのかということを、400字詰めの原稿用紙10枚分くらいは書いてもらおうじゃないの

出すもん出しといて責任逃れしようとするクズの何万倍もマシではあるけど、自分と妹たちが置かれている立場のことを考えたら、避妊一択しかないよねぇ??

「勢いで中に出してしまった」と慌てるなら、まだ理解もできたのに…考えなしにも程があるんじゃないのか、まったく

 

総じて、ちまりちゃんというヒロインの存在意義について考えさせられるルートだった

最初から攻略可能なヒロインという位置付けだったのか??

それとも、何か大人の都合で昇格されたに過ぎないサブヒロインだったのか??

そういやこのゲーム、攻略対象以外はおばさん~おばあちゃんな年齢の女性ばかりだな

それでか、それでなのか…と、今日も邪推は止みそうにないのだった