秋のうららの⑨
まゆ・姉妹エンド~コンプリート
※ネタバレあり
一番最後に取っておいたまゆルートは、大家さん発案のまゆちゃん養女問題から始まって、ストレートに家族という関係性をテーマにしており、わたしの琴線にこれでもかとタッチしまくる内容…ではあったんだけど、最大の見せ場であるまゆちゃんと実母の面談シーンを全カットするという勇気ある決断により、薄味で終わってしまったのが残念といえば残念だった…
あの場面、主人公はまゆちゃんの義兄であるだけじゃなく、生涯を共にするであろうパートナーとして、同席する権利はあったと思うのよね
でも同時に、あれだけ人情に溢れた商店街の人々に囲まれて育ってきた主人公にとって、まゆちゃんと実母との問題に首を突っ込むというのは「野暮」で「無粋」なことだというのも、理解できるのよ
二人の話し合いがどのようなものだったのかは、その後の母娘の関係を見ていても簡単に推測できるものだから、詳細に描写するまでもない…という判断になったのか
とはいえ、自分は本当に望まれて生まれてきたのか自信がなくなってしまったまゆちゃんが、初めて生みの母親と対話をするという物語のクライマックスだったわけだから、その部分がぼやけてしまっているのでは、そこにライターの腕前の限界を見出されても仕方ない…とも思うわけで
それも覚悟の上で主人公らしさを貫く方を選んだんだとしたら、個人的には評価したい
それにしても、まゆちゃんかわいすぎるよね
こりゃ人気ナンバーワンになるのも頷けるわぁ
不機嫌まゆちゃん、最高にかわいい!
姉妹ルートは短いながらも、悪友たちとの気の置けないじゃれ合いにプラスして禁断の姉妹どんぶりが楽しめる、大変濃い内容だった
どのヒロインともフラグを立てずにいると入れるルート…だとは思うんだが、ちゃんとした手順を踏んでいないとバッドエンド後のどんぶりルートに入れないパターンもありそうで、よくわからん
わたしが参考にした攻略サイトでは芳実ルートから分岐したけど、まゆルートから分岐するという情報もあるようで、姉妹の好感度もどこまで影響してるのかは不明だな…
姉妹どんぶりは大変おいしかったんだけども、もうちょい濃厚な姉妹百合が拝めれば言うことなしだった
というわけで、これにて全ルート読破だ
良くも悪くも人付き合いに始まって人付き合いに終わる、狭い世界での出来事だから、人によっては田舎の古くて悪い因習みたいなものを感じて拒否感を覚える場合もあるかもしれない
噂話が一日で町中を駆け巡るという、この雰囲気に慣れるかどうかが作品を楽しめるか否かの分かれ道だろうねぇ
後は…主人公も結構クセが強い
無味無臭で人畜無害な非抜きゲーのエロゲー主人公とは一線を画すウザったさがあるので、ここも人を選びそうではある
いい奴だとは思うんだけどな…いや、悪い奴ではないという評価の方がより正確か
ヒロインはどの娘もみんなかわいいが、ちまりちゃんの存在意義は未だによくわからない
ちまりちゃんを除くどのルートでも、ある程度は小鈴ちゃんとまゆちゃんのダブル義妹の存在感がデカいので、これはもう妹ゲーといってもいいんじゃないだろうか??
とはいえ主人公の恋路を邪魔するようなことは一切なく、あくまで兄と妹として互いを大事にしあっている様子は好ましいの一言
というわけで、妹ラブな人でクソボケ主人公に耐性のある人なら、一度は手に取ってみてもいいかもしれない
エッチシーンは小鈴5、まゆ・鮎・芳実4、ちまり2、姉妹1
抜ける…ってほどではないけど、裸エプロンや姉が寝ている隣で…などの変わり種もありますぜ
あと、ちまりちゃんはシーン枠2つあるけど、片方はなぜかピロートークが登録されるので実質1という不遇っぷり
他の娘はちゃんと全部エッチいのにね…なんでちまりちゃんだけ…
歌はどちらもいいが、BGMはちょっと少なめかな
謎チョイスもしばしば発生し、本当にこのシーンにそのBGMで合ってるのか??と首を傾げることも何度かあった
そして小鈴ちゃん、まゆちゃんが揃いも揃って初エッチの際にBGMが流れないという不具合??あり
無音のエッチシーンは間抜けだと何度も主張してるけど、改めて声を大にして言うわね
以上!
お次はPure☆Milkの「よりどり!?鷹崎学園デラックスパック」より「姉☆スク~わがまま!姉とスク水誘惑特訓~」をプレイする
スク水はコスプレ界におけるカレーやラーメンみたいなものだと思ってる
即ち「嫌いな人なんているの??」枠だッ!