お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

秘密警察 思想弾圧 不満分子を 取調べ

秋のうららの⑦

小鈴ルート

 

※ネタバレあり

 

 

 

やはり…とでも言えばいいのか、小鈴ちゃんのシナリオでは「陸上競技の特待生として全寮制の学園に編入するかどうか問題」が、メインとして取り上げられるようだ

共通ルートで何度も話題に出てたもんなぁ…貧乏すぎて陸上を続けるか否か、って話

それはもう天丼かってぐらいに、繰り返し繰り返し、兄妹の衝突のタネになってもんなぁ…

 

 

この件に関して、民生委員の榎本おばちゃんがいかにも悪者かのように描かれまくっていたけど、個人的には職務に忠実な大人にしか見えなかったんで、主人公との考え方の齟齬にずっとモヤモヤしてた

確かに多少ならずとも強引なところはあったかもしれない、けどそれだって裏を返せばそれだけ真剣に小田島家のことを考えてくれてたからじゃないんだろうか??

小鈴ちゃんに特待生の話を持ってきたことだって、自分の手柄を増やしたくてたまらんって風でもなかったし…

それに、民生委員のことよく知らなかったから調べてみたけど、ボランティアらしいじゃん

それなのに日曜にまでせっせと兄妹の様子を見に来てくれて…いい人じゃんかよぅ

主人公…保護者代わりの大人を鬱陶しく思う気持ちもわからなくはないが、ちっとは大人になれや

 

と、ずっとモヤモヤしていた気持ちを吐き出せてすっきりしたところで、本題

 

 

主人公が小鈴ちゃんの為になるから…と、彼女の同意も得ずに勝手に特待生の話を進めていて、最初は激おこだった小鈴ちゃんだったけど…

 

 

兄ちゃんは本気で自分のためを想って言ってくれてるんだ、と気づいてからは、本心を押し殺してでも兄の気持ちに報いようと、気丈にも前向きな態度を取り続けている様が、もう健気で健気で…あかん、目から汁が出てくる…

 

でもさ、これってどうすることが正解なんだろうねー

一般論として、正しいとされそうなことなら頭ではわからなくもないんだけど、それが本当にお互いの為になる答えなのかと聞かれると、自信を持ってイエスと首を縦に振れるかは…正直、怪しい

小鈴ちゃんが言うように、兄妹で仲良く暮らすことが今の小鈴ちゃんにとって一番の幸せだったとしても、その暮らしを永遠に続けていけるかっていうと、そうじゃないでしょ

いつかはみんな、理由はどうあれ離れ離れになる日が来るんだから、それが早いか遅いかだけの問題…と考えることもできるわけだ

モラトリアムの中に留まっていることは気持ちのいいことなのかもしれないけど、変化というものは必ず訪れるわけで、そこから逃れることはできないのよね

それなら自分にとってベストな状態で別離を選択することは、理に適ったことではある

あるが、一分一秒でも大好きな人と一緒にいたいという心の動きもまた真実であるからして…

 

うーん、わからん

どうすることが、小鈴ちゃんを一番幸せにしてやれるんだろうなぁ

その点ではこっちの精神状態は主人公と完全に一致してるけど、それにしてもこのルートの主人公のクソボケっぷりと言ったら、耐え難いものがあるな…

そんな大事なことを自分の中だけで決めないで、まずはきちんと小鈴ちゃんに相談しろ、このクソボケ