お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

描いた希望は無彩色の花 届かぬ星空見上げて

突撃天使かのん⑤

かのんエンド~久遠ルート・6話

 

※ネタバレあり

 

 

 

数々の凌辱行為とバッドエンドを乗り越えて、ついに手に入れたぜハッピーエンド!

ジェネラルの奴をぶっ飛ばし、結界もぶち壊して平和な生活を取り戻した今、存分に主人公とかのんちゃんのイチャラブを拝ませてもらうぜ!

 

…とワクテカしていたら、デスパイアに意識を乗っ取られそうになっている主人公と、ジェネラル戦で満身創痍となったままのかのんちゃんとの最後の殴り合いという激熱展開が今まさに幕を開ける、という瞬間にエンディングのテロップが流れ出し、その後のエピローグも実にあっさりと終わってしまった…

マウス掴んだままポカーンとしてしまったわ

 

 

何だろう、途中までは手に汗握りながらかのんちゃんの激闘を見守っていたのに…

かのんちゃんのピンチにデスパイア化しながらも善良な意識を保っていた主人公が登場し、これから二人で力を合わせてジェネラルを倒すんだな、と期待通りの展開に興奮しまくっていたのに…

う、うーん…

 

それでもエピローグの内容が良ければ、終わり良ければ総て良しマジックも発動できたんだろうけどなぁ

ミントちゃんが戦闘以外ポンコツなのはいつものことだからいいとして、主人公も記憶を封じられたわけじゃなかったんなら、さすがに一ヶ月も放置せずかのんちゃんに連絡してやれよ、と思う

ミントちゃんとしても、かのんちゃん側に主人公への接触は禁じていたけども、主人公には記憶を封印してるから余計なこと…かのんちゃんに会うな、なんて言ってないだろうし

一緒に暮らす部屋を探していたくせに、何でそんな薄情ムーブをやらかしたのか謎が深い

 

というか、主人公がデスパイアと融合してしまう以前の記憶は、取り戻さないままだったのか…

主人公には本来の居場所がある、もしかしたら帰りを待っている恋人だっているかもしれない、とお互いが思っていたからこそ、かのんちゃんも主人公も相手に好意を抱きながらも一歩を踏み出せなかったんでしょ??

そこを有耶無耶にしたまま、デスパイアの脅威も去ったし主人公の中のデスパイアも消滅させられたし、ほな同棲スタートやで!とはならんやろ…ならんよな??

恋愛面での問題が解決したようには思えんのだが…

 

とまあ、モヤモヤしたものを抱えたまま物語が終わってしまったため、なんとも複雑な気持ちで久遠ルートに入るしかないのだった

久遠ちゃんには別にお相手となる少年がいて、でも彼はかのんちゃんに気があると久遠ちゃんは勘違いしていて…と、ベタなすれ違いシナリオが期待できそうなんだけど、ちゃんとその要素も活かされるんだろうかと胸に不安がよぎる…