お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

いつも君が 傍で笑ってくれた それだけで 強くなれる気がした

リアル妹がいる大泉くんのばあい②

~麻衣ルート・5/23

 

※ネタバレあり

 

 

 

個別ルートに入るの早いな…

後にハニカム文庫シリーズって他の作品と一緒にまとめられるぐらいだし、ラノベ感覚でサクッとプレイできる程度のボリュームなのかもしれん

まあテキスト量と面白さというものは必ずしも比例するわけではないから、ダラダラと長かった割に終わってみたら「何だったんだ…」ってゲームもあれば、短く綺麗にまとまっていながらずっと心に残り続けるゲームってのもあるもんね

それは漫画にしたって小説にしたってアニメにしたって言えることなんで、世の中の真理というものなんだろうけど…でもエロゲーを読書感覚で楽しんでいる身としては、字数は多ければ多いほどいい、と思ってしまうんだなぁこれが

 

とはいえ、本作においては間違いなく栞ルートが作品の肝になるだろうことは明白なので、あえて他の二人のルートは短く作られているのかもしれない…??

んん…でも、そういうのあんまり好きじゃない…んんん…

でもな~…個人の好き嫌いはひとまず脇に置いといて、その他のヒロインのルートがメインヒロインルートの盛り上げ役みたいになってる作品がないわけではないし、そこまで露骨でも露悪的でもなく、各ヒロインのルートをきちんとハッピーエンドでまとめておきながらも、それらを壮大な前フリとして開放されたメインヒロインのルートに、満を持して作品としてのフィナーレを担当させるという形で名作となったエロゲーもあることだろう

あくまでわたしの「個別エンドが用意されているヒロイン間に優劣はなく、みんながみんな主人公とプレイヤー並びに作品にとって同列に特別な存在であるべき」という主義に反するというだけで、作劇上では効果的な手法ではあるんだろうな~

 

そして、そんな主義主張を常に抱えたままエロゲーをプレイしているわたしでも…このリアいもにおいては、栞ちゃんの存在がデカすぎるという事実に反論できねぇ…!

だって、そもそも主人公が栞ちゃんのことを特別視しすぎてるじゃん、そしたらプレイヤーだってそれに引っ張られるじゃん…!

美紀ちゃんなんてOPムービーにチラッとも映らないんだぞ、むしろ何で攻略対象なのか不思議なレベルの立ち位置よ

 

 

エロゲーの登場人物である理想の妹」という麻衣ちゃんのポジションは、そもそも儚すぎる…

何かと主人公と栞ちゃんの関係性を気にしている描写もあるし、兄妹間の問題を解決するために現実世界に出てきたんだとしたら…それなのに主人公のことを好きになってしまうなんて、悲劇の予感しかしないぜ

でも彼女、どうも「麻衣」ちゃん本人ではなさそうだよね…??

普段は主人公のことをお兄ちゃんと呼んで慕ってる風なのに、一人きりになると名前にさん付けで呼んでるみたいだし

 

 

彰が言うように、麻衣ちゃんとどういうエンディングを迎えるかは主人公次第だからな…

どういう選択を経て、どういう結末を迎えるのかをしっかりと見ておきたい