~千賀子攻略中・8/15昼
※ネタバレあり
いい、いいな…この雰囲気…
クソ田舎、山奥の洋館、土地の権力者、巫女の家系、閉鎖的な村人、よそ者に対する冷たい態度…
いかにも「これから何か起きますよ~!」って予感ビンビンな布石の欲張りセットじゃないかね、これ
こういう梅雨時みたいにイヤ~な感じのジメジメした雰囲気は、伝奇モノの作風にぴったりマッチしてると思わん??
いやさ、底抜けに明るい伝奇モノって見たことないけどさ
逆にそういう作品があってもいいかもわからんね
ZZ風というか…アニメじゃないというか…
さてさて、まずは「顔のない月」について、軽く触れておきますか
主人公は幼い頃から女性の顔が認識できないという奇病を患っており、おまけにここ最近は鈴の音と少女が登場する悪夢に悩まされてもいた
そんな折、養父母が事故で亡くなって、その葬式に現れた二人の関係者によって、旧家「倉木」の家に招かれることになるのね
何でも、倉木の家でも前当主が事故によって行方不明となっており、次代の当主として主人公が選ばれた、と
一応、主人公も倉木の家に連なる者ではあるんだけど、なぜ後継者として選ばれたのかは、現時点では不明だ
しかも、前当主の一人娘である鈴菜ちゃんという娘と許婚の関係にあることも知らされた
約一月後に迫った「月待ちの儀」という、倉木家にとって大きな意味を持つ儀式には、当主の存在が欠かせないらしい
主人公はお飾りの当主として必要とされているだけなのか、それとも何か儀式において重要な役割を果たさなければならないのか
何もわからないまま、宙ぶらりんの状態で倉木の家で過ごすうち、そう望むと望まないとにかかわらず、少しずつ謎の核心に近付いていくのであった…
倉木は女系の家だそうで、現在は大奥さま…鈴菜ちゃんの曾祖母が一番偉いみたいで、その次が由利子さん…鈴菜ちゃんのママ、という序列らしいんだけど、それとは別に当主もある一点においては結構な権限を持っていそうなのよね
それが何かっていうと、はっきりと明言されたわけじゃないけど…どうもエロいことに関係しそうなのよ
そんで、それは巫女という立場にある鈴菜ちゃんにも、どうやら深く関わってきそうなんだけど…
うーん、これだけ文明が発達した世の中にあって、時代錯誤な風習に縛られている血筋というのも、そこはかとないエロスを感じられていいですなぁ
で、今のところ何かわかったことがあるかと聞かれれば…何もないわけだ
月待ちの儀ってのが何をすることなのかも不明だし、由利子さんの真意も伺えんしで、ひたすら謎ばかりが深まっていくのよ
千賀子ちゃんが連絡を取っていた相手は誰だ??
彼女も倉木家とは無関係ではないようだけど…
一体、何がトリガーになって虐殺エンドなんて迎えるハメになるんです??